ビブログラフィ

(2002,25th,july サロンSHRにて書き下ろし)

 バンドもサロンもイベントも、何もかも完璧よ。いつでもいらっしゃい。私たちは、誰かを拒んだりはしないのよ。これは、私がずっと夢見続けて、ずっと生きて来たこと。振る舞いたいのよ。

 友人ハーラ嬢が、今日は、マヤ暦で時間を忘れる日だ、と私に言った。私と来たら、いつでも時間を忘れている。でも、振る舞いたいの、と彼女に言った。彼女は笑った。

 私は、世界上のあちこちを生きて来たわ。愛せる仲間がそばにいて、マネジャーがいたこともあるし、夫もいたことがある。だけど、保証されたものは、時間だけなのだと思う。

 馬鹿な国の陰謀にナンバリングされたとしても、私はやりたいことだけをやって行ってしまうわ。今まで通り、好きなことしかしないで生きるのよ。

 宇宙の99%を愛することは出来るわ。
どうしても迎合出来ない、1%のネガティヴを、私は許せずに、"fighting rush"、―――これを生き続けるの。私は、見ない振りなんか出来ないのよ。

 夢、現実、愛、日常、肌、時間、崇拝、―――私は何だって表現して来た。今日、壁面に広がる窓に、雨が降っているのを見たら、泣きそうになったのよ。愛する人たちと愛する物たちに囲まれて、溶けてしまいそうに幸せで、昼間に起き出して、今日は何をしでかそう、と幼稚園児のままでいるような自分に、余す時間と自由が救ってくれた、と感謝した。間違いなんか、起こる訳がないのよ。―

 みんなは言うの、マスコミや企業、その他いろんな人たちが私を利用している、と。確かにそうよ、都合のいいところを持って行こうとする人はいる。「どこのジャンルの人」でもない、「心が乞食の人たち」よ。でも、いいのよ、百倍にして返してやるから。

 だけど、思うのよ。どうして、些細な悪意を持っていたとしても、ここへ来る人たちを、最初から拒絶する必要があるのか、って。彼ら"they"は、この宇宙に素敵な世界があるなんて知らないだけなのよ。
 おまけに、私は、いつだって時間があるんだから。退屈よりは、遊べていいでしょう?

 99%の至福、1%の憂い。
 このせつなさを、私は表現するの。馬鹿だと思われたって、私はかまわないのよ。それ以上に、充分に受け取っているから。
 ありがとう、いつも私を愛してくれている人たち・・・。あなたたちがいなかったら、私は、とっくに国に殺されていた。
 言葉は下手なので、細胞すべてで愛するわ。私を見てよ、愛してるって書いてあるでしょ?裸になって見せてあげる。フリュネのように「このような美しい肉体に罪があるはずがない」なのよ。

 だから、冴島奈緒、それから、私の美しいコンスピレイターたちが、何かをやらかす時は、あなたにも「世界」が在るってことを気づかせたと思って、愛して欲しい。重要なのは愛すること。愛がなくちゃ闘いもしない。
 愛さないことが、罪悪よ。

つれづれなるままに。nao/SHR


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