10/27 革命の煙突

 

頭脳警察

Photo by 井出情児

今年で結成40周年を迎え、フジロックフェスティバル09にも出演を果たした頭脳警察。最新オリジナル・アルバム「俺達に明日はない」を10/21にリリースする。

結成当時からメッセージ色の強い歌詞やエポック・メイキングな活動を展開して来た彼らが同時代の世代に与えて来た影響は大きく、今なおファンだけでなくアーティストからもカリスマとして日本のロック・オリジネーターとしてリスペクトされている。

「俺達に明日はない」という1967年制作のアメリカ映画と同タイトルの最新アルバムの内容はまだ公開されていないが、アメリカ・ニュー・シネマの先駆的な存在として有名な映画のタイトルをあえて選んだのには訳があるのだろう。

常に時代と世界を変えて来た頭脳警察のコンセプトと重ね合わすとその狙いがぼんやりと見えて来る。
さて結成40周年を迎えた彼らが今の時代にどう斬り込もうとしているのか。このライブが解き明かしてくれるだろう。(テキスト:ナンシー南部)

 

カーネーション

1984年 シングル「夜の煙突」(ナゴム)でレコードデビュー。以降、数度のメンバーチェンジを経ながら、時流に消費されることなく、数多くの傑作アルバムをリリース。練りに練られた楽曲、人生の哀楽を鋭く綴った歌詞、演奏力抜群のアンサンブル、圧倒的な歌唱、レコードジャンキーとしての博覧強記ぶりなど、その存在意義はあまりに大きい。

2008年に結成25周年を迎え、2009年1月、ドラマー矢部浩志が脱退。2009年4月、現メンバーである直枝政広(Vo.G)と大田譲(B)の2人にサポートドラマー中原由貴(タマコウォルズ)を迎え、シングル「ジェイソン」をリリース。現在、今秋発売予定のニュー・アルバムのリリースに向けて鋭意準備中。

 

突然段ボール

蔦木兄弟を中心に1977年、美術イベントのパフォーマンス・バンドとして結成。世界的なパンク、ニュー・ウェーブ・ムーブメントとあいまって、1980年PASS RECORDより「ホワイトマン」でデビュー。

その後、メジャー、インディーズを行き来し作品を発表し続けるも、03年兄栄一が病死する。しかし活動を停止することなく、ロックバンドとして、弟俊二を中心に現在も躍動中!蔦木俊二(SYUNJI TSUTAKI)Vo,Gr、松浦徹 (TOURU MATSUURA)Gr、與板久恭(HISAYASU YOITA)Bs、國井倫明(TOMOAKI KUNII)Ds、瀬尾真梨奈(MARINA SEO)Cho、中田絵美(EMI NAKATA)Cho

「今年結成32年目です。おそらく歳食った。そうさ、10年振りの再会だ!!」

 

 

 

[BAR STAGE]


シャーマンズ

渡辺チュービン

事前の決めごとを最小限に抑えた、即興を主体に演奏するトリオです。演奏は3人の「会話」のようなもの。ロック、ファンク、ブルース、ジャズ、アンビエントそのほかメンバーの音楽経験をそのまま演奏にぶちまけます。その日の気分や会場、お客さんの反応でも演奏内容が変わる、一度きりのライブをお楽しみください。レコードなんて渋谷のジャムセッションで出会い、2003年から共に活動している横沢慶(ギター)とうがや(ベース、エフェクトサウンド)に、昨年夏から松本安生(ドラム+パーカッション)が新しいドラマーとして加わりました。

「歴史と伝統あるイベントに出演できて光栄です。そして、頭脳警察も突然段ボールと、昔からずっと深く敬愛している偉大な先達と共演できることをうれしく思っています。この喜び、演奏で表現します!!」

 

和久井光司&森山公一

和久井光司

森山公一

和久井光司
1981年に横浜で結成したスクリーンを率いてデビュー。88年に同バンドが解散してからは、モーメンツ、東京の人などで活動し、97年にソロ活動を本格化させた。07年にはボブ・ディラン公認の日本語カヴァー集『ディランを唄う』と最新オリジナル・アルバム『愛と性のクーデター』をソニー・ミュージックから発売。08年は浦沢直樹の1stアルバム『半世紀の男』をプロデュースしている。著書に『「at武道館」を作った男』などがある。
http://www.flying-dc.com/kw/kw_index.html

森山公一(The Ma'am)
オセロケッツのシンガー/ソングライターとして1997年にデビュー。
「ヘアチェッカー」「もしかして君だけが苦しいって思ってないかい?」などをヒットさせた同バンドが05年に活動を休止すると、カントリー・ロック・バンド、The Ma'amを結成。07年9月には1stアルバム『Always』を発表した。また、浅田信一 (ex スマイル)、坂本サトル(ex ジガーズサン) とのユニット、浅森坂でも不定期に活動し、07年にアルバム『浅森坂』をリリース。
http://www.themaam.com/

「みんな元気にやっているのは嬉しいです。J-POPなんてクソくらえ!でそれぞれの道をいきましょう。」 和久井光司

 

 

“葡萄畑”PRESENTA “BANDA PLANETARIO”

葡萄畑


BANDA PLANETARIO

葡萄畑(ぶどうばたけ):
日本ロック黎明期70年代に活躍した、伝説のブリティッシュロック系バンド。渋谷ジャンジャンや深夜TVなどでの変態逆鱗なライブが大評判となった。74年と76年に、明らかに人格の違う2枚のアルバムを発表。小坂忠のバッキングなども務めたが、石油ショックの影響なのか?78年突然に謎の解散。しかし、24年後の2002年、渋谷クラブクアトロで奇跡の復活ライブを敢行。2004年には、何と26年ぶりに3rd アルバムを発表した。その後、2年に1回の“絶滅危惧種ペース”でライブを続行中である。

BANDA PLANETARIO(バンダ・プラネタリオ|通称バンプラ):
葡萄畑の中心メンバー青木和義が3年前に結成した、フィドル・マンドリン・アコギ・アコベによる弦楽四重奏楽団。ヨーロッパ各地から流れ着き、北米アパラチア山脈周辺に広まったルーツ・ミュージックの数々。それらの音楽への強い憧憬から結成され、バーなどを拠点に演奏活動をスタート。最初は、アメリカーナやケルトミュージックを中心に演奏していたが、ある日突然オリジナル曲を演奏してみたところ、『我々の憧憬は我々自身の中にある』と気づく。
それ以来、オリジナル楽曲のみを演奏している。多種多様な音楽文化が織り成す“フィルム・ミュージック”のような音像世界が、バンプラの真骨頂である。

http://www.banpla.com(デモ音源試聴可能)

“葡萄畑”PRESENTA “BANDA PLANETARIO” PERSONNEL
青木和義(葡萄畑 & BANDA PLANETARIO):Mandolin , Vocal
本間芳伸(葡萄畑):Guitar , Backing Vocal
佐孝康夫(葡萄畑):Accordion & Any Keys
河合マイケル誠一(葡萄畑):Drums & Percussion
吉井功(BANDA PLANETARIO):Acoustic Guitar , Vocal
戸田吉則(BANDA PLANETARIO):Acoustic Bass , Backing Vocal
秋久ともみ(BANDA PLANETARIO):Fiddle 


「“葡萄畑”がPRESENTAする“BANDA PLANETARIO”によるインストルメンタル楽曲の数々。葡萄畑の歌曲(含む未発表曲)も、BANDA PLANETARIOのいつものスタイル“完全生Attitude”にて、大合奏する予定。ご期待のほどを。」

 

オワリカラ

爆死したジャズメンのようなリズム隊、機材の砦に住むジミー・スミス、
ジム・モリソンの墓を暴く唄うたいが在籍する、サイケデリックロックバンド。
2008年春のライヴ活動開始以来、1年半でライヴ100本以上。
東京のインディーズシーン各地で、話題が話題を呼ぶ要注目バンドに。
最新DEMO CD 「OWARIKARA 2009」は、ディスクユニオンのインディーズチャートで1ヶ月以上連続1位を記録。
2009年5月、『ある朝目覚めたらデビッドボウイになっていたVOL.02』開催、満員200人以上を動員し、サマー・オヴ・ラヴ状態。2009年10月11日、「オワリカラ×あがた森魚」でイベント開催。
日本産の健全な20代半ばの若者たちによる、東京ロックの最新型。最先端の暴力をふるいます。都市生活の味方です。

タカハシヒョウリ Guitar & Vocal
カメダタク Keyboard
ツダフミヒコ Bass
カワノケンタ Drums

「24歳。
東京ロッカーズ勃興の季節のリザード、モモヨ氏と同じ年齢となった今、
『DRIVEto2010』への参加に際し、以下の文章を寄せます。


僕らは、目を閉じていても、ビルが反射する太陽光を感じている。
耳を塞いでも、都市を吹き抜ける風を感じている。
僕たちは、遠いユートピアでなく、自分たちの足元にこそ、
とても感情的なエネルギーが渦巻いていることに気付きはじめている。


僕たちは、そろそろ、夢が覚めることを知っている。


さぁ、僕はロックバンドこそが、「夢が覚めたあと」の人々を踊らせるべきだと思う。
さぁ、そろそろ都市の現状の中でダンスしよう。
さぁ、そろそろ


街へ帰れ!ロックバンド!


街へ帰れ!」


     オワリカラ    タカハシヒョウリ

http://www.geocities.jp/owari_ka_ra/


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