10/06 オルタナティブ・フロンティア

10月6日に出演を予定しておりました中原昌也ですが、諸事情により出演キャンセルとなりました。何卒ご了承ください。(10/1付)→払い戻しをご希望の方は10/2〜公演日当日までに、 LOFT店頭にてお申し出ください。(受付時間・15:00〜22:00)

大友良英

ギター、ターンテーブル、エレクトロニクス奏者。とはいえ使用楽器はこれだけに留まらない。80年代よりアンダーグラウンドな音楽シーンに革命的なサウンドで風穴を開ける。

その雑多で貪欲な音楽への関わり方は多世界・多ジャンルに及び、常に問題を提起し続けている。主たるプロジェクトはジャズを現代的に解釈するONJQ〜ONJO、歌と演奏の相克を目指すInvisible Song、即興をラジカルに捉え直すAnode やCathodo、Sachiko M との音響デュオFilamentなど枚挙にいとまがない。

近年も多数のライブや映画音楽をこなす一方、美術家とのコラボレイションやサウンド・インスタレイション、執筆活動など、その趣向は音楽の枠にとらわれることなくさらに拡大・浸食しつつある。

今回は山本精一とのギター・デュオと、ターンテーブルによるsimとのセッションsim+otomoのふたつのセットで出演する。

 

山本精一

1958年、兵庫県尼崎市生まれ。1980年代後半よりBoredomsにギタリストして参加。並行して自身のリーダーバンドである想い出波止場や羅針盤を結成。

90年代に入ってからは、電動歯、赤武士、ザ・ハッピー・カウボーイズといったBoredomsのメンバーとの別プロジェクトや、Novo Tono、Rovo、Ya-To-I、Mostといったバンドに参加し、ギタリストとして、あるいはコンポーザーとして中心的な役割を担う。21世紀以降も、TEEM、Para、カオス・ジョッキー、ナンバジャズなどのプロジェクトを次々と始動。加えて、国内外のミュージシャンとのさまざまなコラボレーション、さらには映画音楽にいたるまで、ソロを含め、多彩な音楽フィールドでジャンル・バスターのごとく活動を展開する。

ミニコミやライナーノーツ、音楽誌、文芸誌への寄稿も多く、単行本「ギンガ」(1999年 / 2009年)、「ゆん」(2008年)を上梓。また、自身のCDジャケットのデザイン、イラストも手がけている。

 

RUINS alone(吉田達也)

日本のアヴァンギャルド・ミュージック・シーンの最重要ドラマー/作曲家/インプロヴァイザー吉田達也。80年代初頭からパワフルでポリリズミックでスピード感溢れる演奏スタイルで、数多くのグループに参加して活躍。85年には自身とベーシストの2人だけによるバンド「RUINS」を結成。革新的な音楽性とサウンドは、国内はもとより海外でも高く評価され、頻繁に海外ツアーもおこなう。

90年代はルインズ以外にもつぎつぎと違うコンセプトに基づくバンドを立ち上げほとんどのレパートリーを作曲。セッション参加もふくめて国内外の様々なレーベルから100を超える作品を発表している。内外のミュージシャンとの共演も多数。

「RUINS」は2003年のベーシスト脱退以降は後任ベーシストは入れずサンプラーを駆使し「RUINS alone」として活動を継続、通常の打ち込みユニットのイメージを覆すパワフルな音響を放ちつ続けている。

 


うにごはん

AYA(bass)、伊澤知恵(piano)、石橋英子(drums)、オニ(guitar)、天鼓(guitar)、トンチ(steelpan drums)、ピカチュウ(drums)voiceは全員
 
天鼓プロフィィール:声を使って音楽するということを「ヴォーカル」でなく「ヴォイス」という分野で確立させた。ニューヨークや日本のインプロヴァイザーたちとの共演で、80年代から世界各地の音楽フェスティバルで公演。CDは日本・スイス・アメリカ・カナダ・フランス・香港などから発売。主要プロジェクトはバンド水玉消防団、即興デュオハネムスーンズ、バンドドラゴンブルー、モリイクエとのデュオなど。うにごはんは、パンクやジャズ、音楽志向や世代の違う7人による即興ユニット。


「楽器が上手に使えないから声を使う。水玉消防団はそうやって勝手な音づくりで進んでいきました。それが即興演奏、ヴォイスという世界につながっていった。80年代の新宿ロフトで、出番までの長い待ち時間をゼルダたちと過ごしていたのは30年近く前。なんでもありのニューウエーブは面白い種を播いたものです」 天鼓

 

sim

大島輝之 guitar
大谷能生 computer electronics synthesizer
植村昌弘 drums

音と音の関係(すきま、ずれ、ゆらぎ等)をキーワードに、ギタリスト大島輝之の呼びかけで結成。
大島の緊密な作曲によるバンド・アンサンブルの新天地を目指しつつ、ライブでは強烈な音圧と個々の演奏のダイナミズムが結びついたプレイを繰り広げる。
2007年大友良英氏とのsim+otomoを結成、初ライブを行う。2009年4月にsim+otomo「Monte Alto Estate」をDaubt Musicよりリリース。6月にはPARA、d.v.dと共演。

 

[BAR STAGE]

モルガナ実験室

ヒゴヒロシとラブという2人のベーシストが、2007年秋に国分寺Morgana(80年代前半から存続するライブハウス)で始めたフリーミュージック・セッション・イベント。
現在までほぼ月イチで行われ、これまでの参加者は総勢80名以上にもなる。
毎回10名ほどのミュージシャンが、組み合わせを変え5セットほど演奏。各自の自由な発想とアプローチがダイレクトな反応を促し、ざっくばらんな表現の場と相成っている。
しかも今年5月以降は、これに共鳴した参加者が中野MOONSTEPで同様のシリーズを主催し始めた他、小岩のeM7でも2回ほど実験室が行われた。
今回の新宿ロフトでは過去最大級の参加者で、これまでにない実験の拡張がなされるであろう。


【出演】
ヒグチケイコ voice / ミクニヒロタカ voice,guitar / 詩人 voice,guitar / ミドリトモヒデ alt sax / 森順治 reeds /鈴木峻 tenor sax / 臼井康宏 guitar / 加藤崇之 guitar / 坂口光央 keyboards / muupy percussion / まちゃん didjeridu / AYA bass / ラブ bass / ヒゴヒロシ bass / 弘中聡 drums / 山本達久 drums /熊田央 drums overheads visual

 

 

Schedule

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