2002年1発目となる恒松正敏&VISIONSのライブは、「恒松正敏 1st Single(GOZIRA RECORDS'78)復刻記念LIVE!」として行われた。当初チコヒゲ&ユニットが共演する予定であったが、チコヒゲ急病(骨折?)のため急遽出演中止。
R.D.C
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オープニングアクトとして登場したのは「R.D.C」。実質ソロのユニットで、メンバーの名は「恒松光」。そう、恒松氏の現在17才!の息子さんだ。「ギターよりコンピューターやターンテーブルに関心があるようだ」という恒松氏の発言をどこかで聞いたような気もするが、まさにステージ上に並んだノートPCその他機材に囲まれ、淡々と黙々と音の場を作りだす。ダンス?ノイズ?アンビエント?荒削りながらコラージュ的なサウンドを響かせていた。94年、同じくQUATTROでのVISIONSのライブで、耳をふさいでいた小学生くらいの少年を見かけたが、今日“ミュージシャン/アーティスト”としてこのステージに立っていたのがその少年だろうか。
その後Missilesの演奏を挟み、いよいよVisionsの登場。最初から最後までフルスロットルで飛ばしたライブだった。アルバム「Lunatic
Animal」からの楽曲が中心であったが、E.D.P.S「All of the Night」、ソロ「き・を・つ・け・ろ」なども加えつつ、ジャックスのカバー「時計を止めて」まで飛び出した。キレのいいギターは相変わらずだが、ますます深みを増している感じ。
ステージでは特に言及されなかったが、今回はVISIONSの解散ラストライブ。20年前のシングルの再発、そして10年近く続いたバンドの解散。それだけ聞くとやや“後ろ向き”な感じもしてしまうが、今回の演奏を聴いた人ならはっきりわかっただろう。そこで鳴っていたのは、まさに「現在」の2002年型の恒松正敏の音だ。
それにしても客の年齢層の幅広いライブだった。あとは写真を見てください↓。(オキヤマ)