<その40>お隣りの八百屋さんが!

アンジーがキャプテンレコードからレコード発売した時、85年ぐらいだろうか。フジヤマにメンバーが遊びにきてくれた。丁度店に居たお客の女の子達も交えて記念写真を撮った。中央に水戸君が居て、ブースカがナスを持って楽しそう。そう、みんな楽しそう。

今、私はこの写真を見て不覚にも泣いてしまった。

アンジーには申し訳無いが、彼らについての事をこれからお話するつもりは無い。それはまた別の機会に譲るとして、泣いてしまった原因は、ナスを持つブースカの隣でニッコリしてるおじさんの事。

フジヤマは古い平屋1軒家の半分を借りて営業している。もう半分は八百屋さんが借りている。フジヤマ開く前から、ここで営業してる。多分三茶で一番安い八百屋さんだと思う。そして、その店主のおじさんは本当に気のいい、楽しい人で色々とお世話になってる。フジヤマは今年で20年だからおじさんは40年近く、ここで朝から晩まで働いてきた事になる。

古い個人商店というものは、その存在に明らかな色がある。

街の色を豊かに、ホッとさせる要素を持っているものである。フジヤマで通販を使って買物をした人なら、その商品梱包がなぜナスやリンゴの箱段ボールなのかお分かりいただけると思うが、お隣の八百屋のおじさんに「おじさん!ダンボールちょうだい!!」といつも私が頼んでもらってたんだ。そばにいたおばさんは、それを聞いていつも「大変ねぇ」なんて笑う。豊かな日々だと思わないか?豊かさとは、こういう日々の日常にあるものなのだ。

なぜアンジーの記念写真におじさんが写っているのかは、たまたまなんだろうし、どうでもいい事だが、その楽しそうなおじさん達の豊かな日常が見てとれる。

その八百屋さんが先日突然廃業した。


2004/3/4

 

 

日付   商品名 形態 値段
(税抜き)
購入者へのコメント
2/23(月) 定休        
2/24(火) 臨休        
2/25(水) 近廣直也/ループタループ CD \1800 このCDは2ndになりますが、近廣君の傑作ファーストCDは品切れみたいですよ。「売りきれたから、今度持ってきてね!」と伝えてはいるんだけど・・・。
2/26(木) DUM DUM TV/オウム カルト スペシャル カセット \800 話しはちがうが、例のショーコーさんが法廷で裁判長に名前を聞かれて、なんと答えたと思う?「アイウォズボーン イン ニューヨーク」だって。飛ばしてるなぁ彼。
2/27(金) INPROVISATION/inprvisation ソノシート \300 テイチクから赤痢の2枚組ベストCDが出ましたね!
2/28(土) 赤痢/私を赤痢に連れてって CD \2500 殺害の新しいのも入荷しておりますので、宜しくお願いします。
2/29(日) イーター/第4号 雑誌 \800 若い女性が入店してくると、店内のキタナサにちょっと恥ずかしい気持ちが湧いてきます。こんな店ですが、又来てくださいね!改装整理早く終えますから!

 

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